Q&A
実物を見ることはできますか?
東京・京橋にある新興プラスチックス株式会社ショールーム「TRANSPARENCY and more」では、「透明有機ELディスプレイ(透過型OLED)」を常設展示しています。こちらで最先端の実機やその設置方法をご覧いただけるほか、そこに映し出される映像美を実際にご体感いただけます。ぜひ、ショールームで「透明有機ELディスプレイ(透過型 OLED)」の魅力に触れてください。
LEDを用いることでどのようなメリットがあるのでしょうか?
自己発光する有機EL素子を配置することでバックライトがいらず、薄型軽量化を実現しています。また透明ディスプレイにも関わらず、クリアで色鮮やかな高コントラストの映像を映し出します。
ほかのディスプレイ機器とどのように違うのでしょうか?
各ディスプレイの特徴をまとめていますのでご覧ください。
透明有機ELディスプレイ(透過型OLED) |
*30inchモデルのパンネルの場合。強化ガラスと張り合わせでは透過率は43%です。55inchモデルでは透過率38%となります。 |
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LEDディスプレイ製品 |
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透過型LEDフィルム |
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透過型LCD製品 |
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液晶ディスプレイ製品 |
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30inch / 50inch 本体とスピーカーを直接つないで音を出すことはできますか?
本体へ音を含む動画を再生する場合、接続したPCのWindow上のスピーカー再生デバイスを選択すれば、本体から音を出すことはできます。もしくはHDMIコンバーターを利用することで、映像と分けて音声のみ出力することも可能です。30inchの場合、スピーカーボードが内蔵されているため、外付けスピーカーを接続することで音声を出力することができます。
タッチペンに対応していますか?
静電容量式タッチペンがあれば対応可能です。抵抗膜方式のタッチペンは使えません。
タッチパネル機能を付けることはできますか?
表面強化ガラス裏面に静電容量式のタッチパネルが取り付けられます。これにより、ガラスパーテーションなどの施工が可能となります。
動画はどのようなファイル形式が対応できますか?
動画は、mpg、avi、mov、mkv、mp4に対応しています。画像は、jpg、jpeg、bmp、png、gifが対応できます。音声は対応していません。
どのようなコンテンツが適していますか?コンテンツ制作まで依頼することはできますか?
使用用途に合わせたコンテンツをご利用できます。弊社では、「透明有機ELディスプレイ(透過型OLED)」の特性を最大限に活かしたコントラス仕様で、オリジナルのコンテンツ制作も承っています。詳細はお問い合わせください。
色域は何%でしょうか?RGB、Adobe RGB、BT.2020では、どの色域規格が適用されますか?
「透明有機ELディスプレイ(透過型OLED)」は、NTSCの100%の広い色域に対応しており、LCDより約1.4倍の広い色域を表現します。30inchの場合、RGBより”白色”を追加し、節電能力の向上と透過率を45%*に高めています。
*30inchモデルのパンネルの場合。強化ガラスと張り合わせでは透過率は43%です。55inchモデルでは透過率38%となります。
TVを見ることはできますか?
こちらはデジタルサイネージ用の製品です。そのため受信チューナーは内蔵しておりませんが、別途受信チューナーを組み込めば視聴することは可能です。ただし、特注対応となりますので、必ず事前にご相談ください。
輝度の半減時間はどれくらいですか?
約30,000hrです。なお、使用するコンテンツや設定輝度など使用環境によって変わりますので、あくまでも目安としてお考えください。
同一の映像を1日8時間ループで流す場合、時間の経過によって映像の色味や輝度が変化する可能性はありますか?
LEDディスプレイやLCDのように時間経過に伴って映像色味は変化しますが、「透明有機ELディスプレイ(透過型OLED)」は30,000hr(目安時間:50,000時間)を保証しています。保証条件は測定ポイントの輝度が50%以下になった場合です。
1日の消費電力はどれくらいですか?
「透明有機ELディスプレイ(透過型OLED)」の消費電力は、4Kディスプレイよりも小さく、55inchで400W/h、30inchで200W/h(どちらも1日8時間を想定)です。
屋外で使用することはできますか?
「透明有機ELディスプレイ(透過型OLED)」は屋根のない屋外では使用できません。直射日光に当たると劣化速度が早まりますので、たとえば、電車内の窓に張り合わせる場合は、外部に紫外線防止用として車窓ガラスフィルムを用います。窓などに設置を希望されている場合はご相談ください。
設置専用のフレームなどはありますか?
天吊り用途としてのハンガー型タイプや、スタンド型タイプのフレームをご用意しています。詳細はお問い合わせください。
価格はいくらでしょうか?
商品をはじめ、システム構築や映像制作、設置・施工にかかる費用はお問い合わせください。
専門の施工会社でなければ設置は難しいでしょうか?
接続コネクターの取り扱いに注意が必要なため、過去に取り付けた経験のある会社や業者の施工が望まれます。弊社が設置まで請け負う場合は、実績のある施工会社が対応いたします。
最大連結数を教えてください。またシステム的な限界値はありますか?
理論上は無限に連結できるのですが、二段の上下向き合わせの場合、配線の仕組みからVLCケーブルの長さは3mが限界です。E-BOXのつなぎは、DPケーブルでIn / OUT 連結ができます。本体4台までは、E-BOXからDPケーブル*で連結でき、5台以上は電源ディストリビューターと専用PC・ハブなどが必要になります。弊社の最大連結実績は上下3枚6列(計18枚)です。複数のディスプレイを数珠つなぎにするだけで、マルチディスプレイ環境を簡単に実現できます。
*DP(Display port)ケーブル:パソコンと液晶ディスプレイ等をデジタル接続する次世代のコネクターです。DVIより小型で、HDMIよりも高速なため、1本のケーブルで映像・音声・制御信号を送受信できます。