アクリル板について

どのような加工ができるか

アクリルは樹脂の中で透明度が非常に高く、「プラスチックの女王様」とも呼ばれています。
重量も軽量であり、ある程度の硬さも兼ね備えている為に用途によってはガラスに変わって使用されています。
また無色透明だけではなく、色透明・色半透明・色不透明と色々な色の種類がそろっております。(色板)
厚みも0.2㎜から100㎜まで幅広くあり、サイズもまた定番の1300x1100(定尺)・3x6(サブロク)・1000x2000(メーター)とそれ以外にも色々な規格サイズを取り揃えております。
耐侯性も良く、屋外でも使用されることが多いです。
基本的には両面艶ですが、製法を少し変えることにより片面マット・両面マット・カスミ・型板(プリズム板)など見た目のバリエーションも豊富です。
色々な材質を混ぜたりコーティングすることにより紫外線カット・紫外線透過・耐衝撃・帯電防止(制電)・反射(映り込み)防止(ノングレア・AR)・導光板・ミラー(ハーフミラー)という機能を付加させたものもあります。
板状の物だけではなく、パイプや丸棒などの形状もあります。
加工性にも優れ、カットはもちろんの事、穴あけ・面取り・コバの磨きから曲げ加工・接着加工まで多様な加工をおこなうことができます。

アクリル板

セルキャスト製法と押出製法

アクリルには「セルキャスト製法」と「押出製法」があります。
「セルキャスト製法」は二枚のガラス板の外周ににゴムのパッキンを挟み、その中にアクリルの原料(液体)を充填、重合させる製法です。
「押出製法」はアクリルの原料を押し出して板を作り出す製法です。
製法により長所・短所が出てきます。

キャストと押出の違い

 キャスト押し出し
ロット 多種少生産 少品種多生産
分子量 多い→切削加工がしやすいが接着しにくい 少ない→切削加工がしにくいが接着しやすい
板厚公差 板厚公差が大きい 板圧公差が少ない
どんな大きさができるか どんな大きさができるか 設備の幅は決まっているが、
長手であればある程度は長く作れる
サイズのバリエーション 規格サイズが多い 規格サイズが少ない
厚みのバリエーション 厚いものが出来る 厚くても20㎜まで
色の種類 色の種類が多い 色の種類が少ない
値段 値段が高い 値段が安い

色々なメーカーがアクリル製品を作っています。

メーカー名キャスト押し出し
三菱レイヨン アクリライトL・S・K3・MR・IR・アクリフィルターIR アクリライトEX・E・型板
旭化成 デラグラスK・KM デラグラスA・AM・SR・デラプリズム・デラミラー
クラレ パラグラス コモグラス HI・SC・コモミラー
住友化学 スミペックス AS スミペックスE・GT
カナセ工業 カナセライト -
日東樹脂工業 クラレックス・ファンタレックス -
菱晃 アクリミラーM・
ハーフミラーMRH・クリアライト
アクリミラーMS

特徴のある材料

メーカー名商品名特徴
ワーロン アクリワーロン 和紙柄プリントを貼った板
住友ベークライト グランテリア 表面に幾何学的なおうとつをつけた板
昭立プラスチックス工業 アクリルパイプ アクリル素材のパイプ
ナック・ケイ・エス アクリルパイプ アクリル素材のパイプ
国田技研 アクリルパイプ アクリル素材のパイプ
ワーズウィズ ラメ入りアクリル板(ハイプレート)アクリルパイプ・丸棒 アクリル素材のパイプ
用途例
・ポスターパネル
・カードケース
・液晶表示部のカバー
・店舗名の切り文字
・駅での路線図
・照明カバー
・アミューズメント
(パチンコ・パチスロ・コインゲーム)
・レンズ
・カーポートの屋根材
・化粧品什器
・陳列什器
・銀行・ATM等の間仕切り
・パンフレットケース
・名札
・看板の面板
・水槽
・液晶モニターの導光板
・日食グラス
・建築模型の窓

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